ノービザでも韓国に行けないワケ

韓国情報

6月に観光ビザの発給を再開した韓国。

日本にある韓国大使館には連日韓国ビザの発給を求める日本人が長い列を作ることが報道されていました。

そんな韓国がさらに

8月4日~8月31日の間、無査証いわゆるノービザ入国を認める特例を発表。

なんやて…!

最高やないかい\(^o^)/

となった人も多いのではないでしょうか。

私もそのうちの一人\(^o^)/

しかし、調べれば調べるほど、あ、やっぱりコロナ前のように行くことは難しいんだなと実感しました。

ということで今日はノービザ入国でも韓国旅行が難しい理由をお伝えします。

なぜノービザ入国が可能になったのか

まず、なんでそんなに急にノービザ入国が実現したのか。

これは8月の10日から14日の間に韓国で行われる「ソウルフェスタ2022」というイベントに外国人観光客を誘致する目的であると発表されています。

ソウルフェスタとは

ソウルフェスタとはソウルの魅力を世界に発信することを目的に毎年行われるフェスティバル。

ソウルフェスタでは世界で活躍するK-POPスターが集まるコンサートや、電気自動車によるフォーミュラカーレースなどのイベントが行われます。

コンサートではPSY、NCT DREAM、LE SSERAFIM、Stray Kids、NMIXXENHYPENTHE BOYZなどそうそうたるメンバーが参加します。日本ではこういったコンサートはなかなか行われないのでKポ好きさんにはたまりませんね。

コンサート参加者リスト(韓国語サイト)

また、同時に8月10日~31日に「ソウルショッピングフェスタ」を開催し、百貨店、免税店、ショッピングモールなどのおよそ3000店舗で最大50%の割引が受けられるセールを実施します。

ソウルショッピングフェスタ(日本語サイト)

Kポコンサートを見て、ショッピングで爆買い…

想像しただけでも最高です…

ただこのフェスティバルの目的は「ソウルの魅力を世界に発信すること」

外国人の参加者が少なければソウルの魅力を世界に発信することは出来ません。

コロナの感染者、重症者ともに深刻であった時期の比べて少しずつ外国人観光客数が増えてきたといってもコロナ前には到底及びませんね。

ということで、今回実施したのが期間限定のノービザ入国許可

これはあくまで8月4日~8月31日限定です。

9月からは以前通り観光ビザの発行が必要とされています。

ノービザ入国のメリット

期間限定であるとは言えノービザ入国が可能になったのは事実です。

ここでは何故そんなにノービザ入国が良いのかについて説明します。

ビザ申請がいらない

なんといってもこれに尽きます。

当たり前といえば当たり前なのですが、これがあるかないかで全然違います。

ビザの申請ってそんなに大変なの?と思う人もいると思いますが

むちゃくちゃ大変です。

大変というよりかなり面倒。

申請書類と必要書類をもって韓国大使館に申請をして、ビザがおりたらビザを取りにいかなければなりません。

文章にすればそれだけですが、ビザの申請書や必要書類に少しでも不備があれば、また大使館に行かなければなりません。

ましてや、大使館は連日行列(最近は割とすいているという情報もありますが)

1時間並んでやっと申請できると思ったら書類不備でまた来ないといなくなった…。

こういった人も少なくありません。

その手続きがいらなくなったというだけでも、かなり韓国行く負担は軽減されますね。

ビザ申請の費用がいらない

ビザ申請には必ず手数料がかかります。

この手数料を払わなくてよいというのもノービザ入国のメリットですね。

韓国の観光ビザは8月3日時点で3種類あります。

シングルビザ…申請から90日以内に1度入国可能

ダブルビザ…申請から6カ月以内に2度入国可能

マルチビザ…期間内であれば何度でも入国可能

それぞれの手数料は以下の通り

シングルビザ…4,400円

ダブルビザ…7,700円

マルチビザ…9,900円

少なくとも4,400円の手数料がかかります。

高額とまではいきませんが手数料はかからないほうが良いですよね。

ノービザ入国でも韓国に行けないワケ

実際は行けないというよりかは、まだ行きづらいといったところでしょうか。

ビザは必要なくなっただけで他の手続きは必要

ビザの申請は不要となりましたが、その他のPCR検査をつけるなどの手続きは必要です。

現在、出国にはあったては出発から48時間以内のPCR検査での陰性証明書もしくは

出発から24時間以内の抗原検査での陰性証明書の提出が必要です。

また、韓国に入国して1日以内にPCR検査を受けなければなりません。

さらに入国してからPCR検査陰性の結果が出るまでは、もちろん外出不可です。

仮に仁川空港のPCR検査センターで検査を受けた場合、結果が出るのが約5時間後以降です。

(サイトでは以降と書いているだけでいつまでにとう記載はありません)

韓国のことなので割と早めに結果はでると思いますが、はやくても5時間はかかるということですね。

また日本に帰国の際も韓国出発から72時間以内に検査をした陰性証明書の提出が必要です。

ということで、出国入国の際のその都度、検査を受けなければなりません。

PCR検査、RAT検査の費用がかかる

RAT検査(抗原検査)でもよくなっといえども陰性証明書が必要になってくるので、それなりの医療機関で検査を受けなければなりません。

また陰性証明書はパスポートと同じ名前でなければならないので

英文の陰性証明書が必要です。

かなり医療機関によって料金にばらつきはありますが日本では15,000円~25,000円が相場のようです。

韓国では仁川空港のある検査センターで約10,000円です。

(平日か休日かによって金額に差あり)

帰国の際は陰性証明書も必要なので陰性証明書を含めた医療機関を調べてみると、それも大体10,000円ほどかかるよう。

なので、ざっと見積もっても4万円ほど検査で費用がかかるということですね。

自身がコロナに感染する可能性がある

これが最大の弊害です。

2022年8月8日時点で

日本の1日の感染者数は約13.7万人

韓国の1日の感染者数は約15万人

ちなみに韓国の人口は日本の半分以下です。

いつ感染してもおかしくありません。

そして感染した場合、日本であれば出国できませんし、韓国であれば日本に帰国できません。

出国、帰国共に「陰性」であるというのが前提です。

韓国では感染者がピークになっていた時期は陽性になればすぐに隔離施設に移動になっていましたが現在は基本的に自宅での隔離になっています。

ですので、韓国で感染した場合保険等に入っていなければ自費です。

症状が出ている出ていないにかかわらず陰性であることを証明しなければならないので検査をして陽性であれば、また後日検査を受けなければなりません。

ましてや韓国でかかればそこは海外。

日本でかかるのとはわけが違います。

まとめ

今日はノービザ入国のメリットとコロナ禍旅行のデメリットについてお話ししました。

結果、時間とお金に余裕があり、尚且つコロナウイルスに感染する可能性があるということを十分理解した上で行く必要がありますね。

気軽に韓国に行けるのはもう少し先になりそうですね。

はやく行きたいですㅜㅜ

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